職場の先輩と同棲を始めた沙織さん(仮名)の体験談です。
年下だけど、仕事では1年先輩の頼れる彼と同棲を始めた沙織さん。
最初の1年はラブラブで過ごしましたが、2年目から彼の様子が変わってきました。彼が沙織さんをお母さんと呼ぶようになったのです。
彼氏にお母さんと呼ばれるようになった沙織さんの決断、同棲2年目で現れた彼の本性とは一体何だったのでしょうか?
- 同棲を始めた年齢…沙織さん:20歳、彼氏:19歳
- 同棲した期間…6年
- 同棲が終わった理由…「沙織さんが別れを選択」
同棲に至った経緯
私が同棲を始めたのは20歳の時でした。
相手は、同じ職場の1歳年下の彼です。就職して付き合い始めてから10か月が経っていました。
私は1人暮らしを始めて10か月で彼は実家暮らし。私が住んでいたマンションが職場に近かったのも、同棲に発展する大きな要因のひとつになりました。
仕事はサービス業なので、彼はお昼の12:00に出勤、終わりが次の日のお昼12:00。私は早出・中出・遅出の3交代勤務とシフトがバラバラ。
ほとんど毎日残業があるし、シフトでお休みが一緒になることも少なかったため、同棲することになったのです。
ラブラブだった1年目
彼が1人暮らしで私が実家住まいだったら、私の親が許すことはなかったと思います。彼の両親には同棲のことは言っていませんでした。
同棲が始まったころは、お互い「好き」な気持ちから本性は現していませんでした。私は仕事で疲れているにも関わらず、家事は完璧にこなしているつもりでした。
私は短大卒で高卒の彼は1歳年下でしたが、仕事では1年先輩なので頼りになって優しく皆から好かれるような人でした。
同棲して最初の1年はこんなカンジでラブラブで過ごしました。
同棲2年目で現れた彼の本性
同棲2年目に入ると、彼の本性が現れました。
飲んで夜中に帰ってくることが多くなったのです。彼の友人にショットバーの店員がいて、その店に集まって飲んではしょっちゅう夜中に帰ってくるようになりました。
そして、
「これ、明日の朝までにアイロンしておいて」
とか、言うようになり、
私のことを、
「お母さん」
と呼ぶようになりました。
大好きな彼だったので、私はちゃんと言われたことはやっていましたが、次第に彼は深夜に仲間を連れて部屋に帰ってくるようになりました。
仲間たちはイイ人で私と仲良くしてくれたのですが、今考えると彼も社会人なのだし、周りの住民に騒音など、迷惑をかけたんだろうと反省しています。
今日食べたいものリスト
彼は毎日職場から「お母さん」に今日食べたい夕食リストを送ってきます。実のお母さんにもそうしていたのかもしれません。
でも、私にとっては初めての彼氏だったので、求められることが嬉しくて、希望のメニューを作っていました。
私と付き合い始めて、彼はトータル10kgも太ってしまいました。
ギャンブル好きの彼
彼はパチンコ大好きなので、私が仕事の間はほとんどパチンコをしていたようです。
そんな彼ですから、お金に関してはルーズでした。
パチンコに勝てばご馳走してくれますが、金欠の時は私のお給料で生活していました。
同棲における生活費について
私のマンションは会社の借上社宅になっていたので、家賃は私のお給料から天引きで彼は1円も出していません。
生活費も私が主に支払っていました。
たまにパチンコに勝つと「これ食費に使って」と、2万円くらい貰った記憶があります。
そのころの生活費は家賃の自己負担2万円・食費4万円・光熱費1万5千円くらいでした。
入社して日が浅く手取りは13万円くらいだったので半分以上が生活費に消えて行きました。
外食や外での飲みなどは彼が支払ってくれることが多く、赤字になることはなかったですが、貯蓄にまわすお金はありませんでした。
別れを告げた理由はお金
こうして6年間同棲しましたが、結局別れを選択しました。
彼は結婚も考えていたようですが、お金に関する考え方の違いはどうすることも出来ません。
私から別れを告げました。
恋に焦がれるとはこのことで、私は彼のことが何も見えていませんでした。
このまま同棲を続けても良い結果にならないと思った決定的な一言が、
「パチンコで負けたから5万円貸して」
でした。
初めて私にお金を貸してと言ってきた彼は、お母さんにお小遣いをねだる子供のようでした。
気持ちが薄れた「一方的な負担」
ケンカした記憶はあまりないのですが、それは私と空気が悪くなると彼は実家に帰っていたからです。本当の「お母さん」に甘えていたのかもしれません。
生活って一生のことですし、お金の価値観は絶対に大切なことなので、別れたことに後悔はありません。
これから同棲を考えている人へのアドバイスしたいこととしては、お金でもめると恋も冷めてしまうので、家賃・引っ越し・今後の生活費など、お互いの費用負担は予め決めておいたほうが良いということです。
どちらか一方に負担がかかると、気持ちが薄れていくことは間違いありません。
まとめ
- 同棲を始めた年齢…沙織さん:20歳、彼氏:19歳
- 同棲した期間…6年
- 同棲が終わった理由…「沙織さんが別れを選択」
一言アドバイス:どちらか一方に負担がかかると、気持ちが薄れていくことは間違いありません。